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「寺越慶司の恐竜」
CGイラストレーション界をリードする、寺越慶司氏の作品集。国立科学博物館名誉館員の小島郁生氏監修で、画集としてだけではなく恐竜図鑑として、楽しく学べる内容になっています。寺越氏の描く古生物に制作メモも併記されていて、小学校高学年から大人まで幅広い年代の方々におすすめしたい本です。
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恐竜は体の形や作りの違いなどで、大きく7つのグループに分けられています。
獣脚類(じゅうきゃくるい)
体の形はいろいろで、前足と後足にするどいかぎ爪があります。羽毛が生えているものもいます。多くは肉食で、歯はするどくとがっていました。(ティラノサウルス、ケラトサウルス、コエロフィシス、アロサウルス、スピノサウルス、コンプソグナトゥス、オルニトミムス、テリジノサウルス…など)
鳥脚類(ちょうきゃくるい)
口先にはくちばしがあり、植物を食べやすいように小さな歯がたくさん生えています。恐竜の中で一番数が増えた仲間と考えられています。頭の上にとさかのある種類もいます。(パラサウロロフス、イグアノドン、ヒプシロフォドン、ムッタブラサウルス、オウラノサウルス、ニッポノサウルス、サウロロフス、ランべオサウルス…など)
竜脚類(りゅうきゃくるい)
頭が小さく、首と尾が長いのが特徴です。今まで地球上に現れた陸の動物の中で、体が一番大きいといわれています。(ディプロドクス、マメンチサウルス、カマラサウルス、ブラキオサウルス、ティタノサウルス…など)
剣竜(けんりゅう)
4本足で歩く植物食の恐竜で、背中に骨でできた板が並んでいます。尾にはとげがあり、口先はくちばしになっていて歯はなかったため、植物の葉をかみとっていたと考えられます。(ステゴサウルス、ダケントルルス、ケントロサウルス…など)
角竜(かくりゅう)
顔に角があり、頭のうしろには大きなえりかざりがある恐竜です。歯はなく、植物をかみ切るためのくちばしがあります。(トリケラトプス、バガケラトプス、プロトケラトプス、カスモサウルス、パキリノサウルス、アンキケラトプス…など)
鎧竜(よろいりゅう)
植物食の恐竜で、体にとげや、ごつごつしたでっぱりがあるよろいにおおわれています。(アンキロサウルス、ノドサウルス、シルヴィサウルス、サウロぺルタ、ポラカントゥス、ガーゴイレオサウルス、サイカニア、ピナコサウルス…など)
石頭竜(いしあたまりゅう)
頭のほねはとても厚くふくらんでいて、頭のまわりや顔にはとげやこぶがあります。2本足で歩く植物食の恐竜です。(パキケファロサウルス、ステゴケラス、ホマロケファレ、ゴヨケファレ…など)
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