つくろう！エプロンシアターPROJECT　＃10 中谷真弓先生教えて〜！「おべんとう箱」工夫すればさらに楽しい！

インタビュー　前回の続き ◆ 何が出てくるのか、子どもの想像力を刺激する
――エプロンシアターって、紙芝居等と違って、ポケットから何が出てくるのか毎回わからないですよね。 そうなのよね、そこがエプロンシアターのいいところ！ 見えないところから、何が出てくるかな〜って、子どもの想像力を刺激したりするのです。――「おべんとう箱」工夫すればさらに楽しい！ サンドイッチを作って、いつもと違うおべんとうにしたり、作りやすい黄色い卵焼きや、タコさんウインナーを入れてもいいと思うんです。子どもが好きなものを入れて、本物のおべんとうみたいにするとかね。のりまきもいいわね。
――マキマキ〜♪といいながら出したら喜んでくれそうですね。 子どもたちものってくれそうよね！
◆ 脚本にこだわらず、自分のアイディアで使ってもらいたい
あと、たとえば、ぬいぐるみを持っていたら、「ぴょんぴょんぴょん、うさぎのぴょんちゃん、やってきました！みなさん、今日の私のおべんとう、なんだか知ってる？」というふうに、「ぴょんちゃんのおべんとう」という設定にしてお話をするとかね。なんでも自由に組み合わせられるのが、エプロンシアター。脚本にこだわらず、自分のアイディアで使ってもらいたいです。 ――「おべんとう箱」これまで演じた方からの感想を教えてください。 子どもたちが「先生、これは〇〇だよね！」と給食に興味を持つようになったという声をいただいたことがあります。あと、月に１回手作りのおべんとうの園もあったりして、その園の子が、（エプロンシアターを見た後で）先生に「ぼくのおべんとう、何が入っているか知ってる？こっそり教えてあげる。ぼくの好きな、○〇」なんていってくれるんですって。食べるものや食べることに興味をもつきっかけになったのよね。
◆ 素材のもとの姿を知る
――「おべんとう箱」には、フキやしょうがのように、子どもたちにとっては、あまりなじみがない食材も入っていますね。 そうね、いつも食べているものじゃないものも知るっていうのは、知識が広がるわけだから、いいと思います。それに、実際には、フキもにんじんもゴボウもカットされておべんとうに入っているけど、「フキってもともとはこういうものなのよね」というふうにやればいいですよね。――図鑑で調べるきっかけにもなるかもしれませんね。 そうね、前に「鮭の切り身が海で泳いでいる」と思いこんでいる子がいるって話を聞いたけれど、今はスーパーマーケットに行くと、カットした状態でパックに入った食材が並んでいますものね。年長さんくらいになったら、素材のもとの姿を知るっていうのも大事ですよね。
――大人でさえはっきりと知らないこともありますものね。調べてみるのも大事なことですね。 ――今回発売の「おべんとう箱」とセットになっている、「つばめのおうち」オリジナルトートバッグについてはいかがでしょうか？
袋がしっかりしているので、収納しやすいし、持ち運びに便利ですよね。たたんでしまえば小さくしてどこにでも持っていけるのが、エプロンシアターのいいところだから。これがあるといいわね。遠足のときなんかにも、持って行っていただけたらいいんじゃないかしらと思います。
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※「エプロンシアター(第2384104)」は、考案者中谷真弓先生の登録商標です。