つくろう！エプロンシアターPROJECT　＃５ 中谷真弓先生にしつもーん！！　

なんと、エプロンシアターの考案者、中谷真弓先生がフレーベル館に来てくださいました！
商品開発担当者と「つばめのおうち」スタッフが、中谷先生にエプロンシアターの魅力や、演じる際のポイントを伺いました〜！！ ◆ 作ってみること、現場の声をきくことから
――すてきなアイディアはどこから生まれるのですか？ もともとは、ごく単純にポケットから人形を出してみたところからなの。やっているうちに、背景があったらさらにおもしろいなと、今のエプロンシアターに近づいていったんです。

じつははじめは、乳児に見せようという気持ちはなかったのよ。ストーリーがあるものを子どもたちに聞かせる際に、絵本や紙芝居よりも、布のおもちゃを見せれば具体的でインパクトがある分、子どもたちが集中していいかなと思ったのです。

そうしたら、現場の先生から「やってみたら、（いろいろな年齢の）子どもの反応がよかった！」といううれしいご報告をいただいて。こうやって、現場の先生からもアイディアをいただいたりするのですよ。

私はもともと、演じる人ではなくて、作るのが好きだったの。だから、最初にエプロンシアターを作ったときだって、まさか自分がそれを演じるようになるだなんて、思ってもいなかったんですよ。ただ、保育園や幼稚園の先生は、お話を読んだり、お遊戯を教えたりするから、こういうものを渡せば、布おもちゃの一環だから、先生方みんなが自分自身で好きなように使っていただけるのじゃないかと考えたのです。でも、そういう人ばかりじゃないんですよね。それで、「どうやるんですか？」って聞かれて、「困っちゃったな〜」と、こんなふうに、あんなふうに、と自分で作ってやってみるうちに、「こういうところから、こんなふうに出てきたら面白いかな」「こんなしかけがあったら、子どもがびっくりするかな、喜ぶかな」と、作っているうちにアイディアが出るところはあるかしら。

私の場合には自分で作るから、演じられるっていうところがありますね。自分で作っているから、どこに何があるかわかっているので、演じやすいの。みなさんは脚本を見ながら、覚えなくてはならないからその分大変かもしれませんね。 ◆ 子どもたちの目がキラキラ光っている
――エプロンシアターを見ているときの子どもたちの様子で印象に残っていることはありますか？ なんていったって、集中して見ている子どもたちの目がキラキラ光っているところね。 エプロンシアターは、演じているとき、子どもの顔が見えるでしょう。お話に入ってきたときの子どもの顔って、もう、かわいくって、魅力的ね。こんなにお話の世界に入り込んでいるのだったら、もっといろいろとやってあげちゃおうってはりきっちゃう！

ある園の先生から聞いた話では、「エプロンシアターがはじまる！」と気づいた子どもたちが、壁にくっついて並んで座って待っているんですって。「かべぺったん」っていう名前のルールらしいのね。最初は「かべぺったん？なんのことかしら？」って思ったのだけれど、エプロンシアターを見るときには、そうすることになっているのですって。 ――期待に胸をふくらませている子どもたちの様子が目に浮かぶようです。演じる側にとっても幸せな時間ですね。 次回「初心者の方へのアドバイス」に続きます ※ エプロンシアター販売中のページはこちら。
※「エプロンシアター(第2384104)」は、考案者中谷真弓先生の登録商標です。